目次
はじめに
私は西日本で長年暮らしていましたが、夫の転勤のため、新潟県へと引っ越すことになりました。
初めての東日本、初めての雪国生活とたくさんの初めてを経験する中で、たくさんの驚きや学びがありました。
新潟といえばお米!お酒!のイメージが強かったのですが、実際に暮らしてみると、想像していた以上の魅力や生活習慣に驚かされることがたくさんありました。
この記事では、そんな私の引っ越し体験を通じて感じた新潟の魅力や、新潟ならではのことをご紹介します。
これから新潟に引っ越しを考えている方や、観光で訪れる予定のある方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
新潟の道路
信号機が縦!
雪国なので、信号機は縦です。
知識としては知っていましたが、初めて見たときは「本当に縦なんだ!」と少し感動しました笑
道路が茶色い!?
高速を降りて一般道を走っていると、違和感が…。
道路が茶色い!? けど、普通にアスファルトの色の道路もある!?
車から降りて歩いてみると、歩道や駐車場もところどころ茶色くなっています。
気になって調べてみたところ、後述する「消雪パイプ」が原因とのことで、新潟ならではの景色のようです。
道路にある金属のこれは何?
新潟の交通量の多い道路によくある、謎の丸い銀色っぽいもの。
こちらが新潟の道路を茶色くする原因にもなっている、「消雪パイプ」です。
消雪パイプは、地下水をポンプで汲み上げ、路面に散水して雪を溶かすための施設です。
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nagaoka_seibi/1195402265145.html
長岡市発祥の装置で、雪が積もると、ここからスプリンクラーのように地下水を放出し、雪を溶かしてくれます。
新潟の地下水には鉄分が豊富に含まれているらしく、その鉄分の影響で道路が茶色くなるとのこと。(ラジオで有識者の方がお話しされていたのですが、ネット上での記事は見つけられませんでした…。)
新潟の冬新潟の冬はやっぱり寒い!
西日本との寒さの違い
西日本でも冬は寒かったですが、新潟の冬は段違い!
軽いコートや手袋で過ごすには厳しすぎる寒さです。
風がなくても突き刺さるような寒さ、どんどん降り積もる雪、初めての雪国での冬はは驚くことばかりでした。
最初は楽しかった雪かきも、何度も繰り返し行っていると腰がすごく辛くなりました…。
雪かきのコツ、募集中です。
寒さ対策なにをした?
衣服の防寒対策
西日本に住んでいた時には、動きやすさを重視して軽いコートで過ごしていた私ですが、新潟の冬にその恰好は自殺行為!
ひたすらに防寒を重視して、ダウンコートに防水の手袋、防水防寒のブーツで過ごしておりました。
手袋とブーツは絶対に!!! 防水のものを選んでください!!!
つけれたらなんでもいいでしょ、と適当に手袋を選んだ結果、手袋についた雪が解けてあっという間にびっちゃびちゃになりました。
ブーツもショートタイプではなくひざ付近まである長いタイプのものか、ひもなどで足との隙間をなくせるタイプのものをお勧めします。
ひざ近くまで積もることもあるので、ショートタイプだと中に雪が入ってきて大変なことになります。
場所によっては歩道付近やや駐車場にも消雪パイプが設置してあるため、噴き出した水が靴の隙間から入り込み、足がびっちゃびちゃになります。
消雪パイプは便利だけど、慣れてないと思わぬところで思わぬトラップに引っ掛かりますのでお気を付けください…。
おうちの防寒対策
西日本にいたころはエアコンやこたつ、ホットカーペットなど局所的な暖房器具を使っていましたが、新潟にきて石油ストーブを導入したところ、びっくりするくらいに快適でした!
我が家は賃貸に住んでいるのですが、建物自体も二重窓であったり、防寒対策がしっかりされているためか、ストーブを付けてドアを開けていたらある程度は家全体が温まります。
また、大きな窓にはニトリで購入した冷気ストップボードhttps://www.nitori-net.jp/ec/product/7441352s/?rc=setを取り付けしてました。極端に暖かくなった感覚はありませんが、室温を保つのに一役買ってくれたのではないかと思っています。
消雪パイプのメリット・デメリット
消雪パイプがあるおかげで、交通量の多い道路は圧雪もほどんどなく、とても走りやすい状態です。
ですが、消雪パイプが設置されていても水の流れの関係で雪が残っている箇所があったりしますし、
消雪パイプが設置されておらず、除雪車が除雪してくれる道路や、
除雪車が入れずに人の手で除雪が必要な道路もあるため、雪の日の運転には特に注意が必要です。
また、消雪パイプで使用されている地下水には鉄分が豊富です。消雪パイプのない道路などでは塩分濃度の高い融雪剤が道路にまかれていることもあります。それらが車体にかかることにより、下回りが錆びやすくなったり、ボディの下部分の変色が起こるそうです。
そのため、下回りにサビ予防のコーティングを行ったり、雪の時期はこまめな下回りの洗車を行うようのがよいそうです。
春先になるとガソリンスタンドなどで、ボディについた融雪剤や消雪パイプの汚れを落とす「黄ばみ取り」をお勧めされることもありました。
車をきれいに保ちたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
まず融雪剤のサビに関してですが、当然サビは放置すればするだけ進行し、広がっていきます。その結果車体に穴が開いてしまうこともあり、そうなると強度不足で車検に通らなくなってしまいます。
消雪パイプの黄ばみはそこまで致命的なものには繋がりませんが、ボディについた黄ばみは時間が経てば経つほど除去しにくくなります。また、塗装面へのダメージも懸念されます。長期間放置してから黄ばみを取っても、ダメージのせいで色味の違いが残ってしまう可能性もあるので、やはり早めに除去をするのが正解です。
冬の外遊び
寒さは厳しいですが、楽しいこともたくさんありました!
積雪量が多いので、子供たちは雪が降るたびに大はしゃぎ。すっかり雪遊びが大好きになりました。
雪の日に公園でたくさん雪遊びしよう!と、意気揚々と出かけたはいいものの、公園は除雪などされているはずもなく、大人の膝より高く積もった雪に呆然とした日もありました。
今考えると公園が除雪されていないのは当たり前なのですが、雪と縁遠かったこともあり、なぜか公園には入れるんだと思い込んでたんですよね…笑
後日行った時には、他の人によって雪が踏み均されていたので、ありがたく公園で遊ばせていただきました。
子供たちは雪だるまを作ったり、そりで遊んだりと、とても楽しそうでした。
未就学の子供たちと雪遊びするときに必須のものは、防水手袋です。防水でない手袋はすぐにびっちゃびちゃになりますので、しもやけになりやすく危険です。
園で雪遊びがあるので、子供のスノーウエア、防水手袋、スノーブーツは必須です。
また、必須ではありませんが、雪遊びは思いのほか体力を消費します。家に帰ってから予想以上に汗をかいていたのに気づいて驚いたこともありました。
汗による冷えや、体力が尽きて動けなくなることが怖いので、子供の体力にもよりますが、タオルと水分、チョコなどのカロリー補給ができるものがあるとより安心かなと感じました。
スキー場やスケート場などウインタースポーツの施設もたくさんあるので、新潟にいるうちにたくさんウインタースポーツを楽しみたいと思います!
おわりに
新潟に引っ越して驚いたことをまとめてみました。
環境以外にも驚いたことはたくさんあるので、また別の記事でまとめていこうと思います。
読んでくださってありがとうございました!